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北海道電力(株)泊原子力発電所です。【泊村】
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北海道電力(株)泊原子力発電所
泊原子力発電所は原子炉が一号機と二号機・三号機の三基で、共に加圧水型軽水炉で、出力は一号機、二号機が各57万9000kW、三号機は91万2000kWで、すべて稼働しますと、道内電気総出力の約25%(三基合わせて207万kW)を占め、苫小牧厚真火力発電所(石炭火力式・173万5000kW)を抜いて道内最大の電源基地となります。
昭和58年1月、地元住民や道民の見守る中、一号機、二号機の原発の準備工事が開始されました。
手始めに取り掛かったのが国道の付け替え工事です。
更に小高い丘を切り崩して原発本体を設置する為の整地作業や、海岸を埋め立てて原発専用の港を建設するなど、大掛かりな作業が昼夜兼業で行われました。
そんな最中も世論の激しい反対がありました。
しかし、総工費4600億円という巨額な投資によって工事は着々と押し進められ、125万平方mという広大な敷地面積を有する泊原発が発電に漕ぎつけたのです。
泊原発の一号機は昭和63年10月に試運転を開始、核分裂反応が安定している事を確認して昭和63年12月、札幌市内に試験送電をしました。
そして本格的な運転を開始したのは平成元年6月の事で、北海道では初めて、全国では37番目の原発誕生でした。
(二号機は平成3年4月に発電開始、全国40番目です。)
たまtま、昭和61年4月に旧ソ連チェルノブイリ原発事故が発生し、これによって益々放射能汚染を心配する住民や反対派の運動が激しくなりました。
泊原発では安全操業に万全を期す為に点検作業が何度も行われ、最終的に国の使用前検査に合格し営業運転開始に至ったのです。
原発は蒸気の力でタービン・発電機を回し、電気を起こすという原理は火力発電所と同じで、違うところは、石炭や石油の代わりにウラン燃料を使用し、核分裂によって生まれた熱エネルギーを冷却水の伝え、蒸気を発生させる点だそうです。
発電には水力、火力、天然ガス、太陽光、風力など動力とするものは様々ですが、ここ泊原発では一号機、二号機のほか、三号機、平成16年8月26日、起工式が行われ、1、2号機の南側を埋め立てて、総額2900億円をかけて建設されました。
平成21年2月試験運転を開始し、平成21年(2009年)、12月22日に営業運転を開始しております。
三号機の出力は91万2千kWで、泊原発一号機、二号機、三号機合わせて、道内電気総出力の25%207万kWを占め、苫小牧厚真火力発電所173万5千kWを抜いて道内最大の電源基地となっております。
※福島第一原発の事故後、泊原発も発電を停止しており、再稼働に向けた安全審査が7年半を過ぎた現在も終わる見通しが立っていない。
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