積丹半島観光貸切個人チャータージャンボタクシー高橋の『法輪寺』です。【西積丹・泊村】

西積丹泊村法輪寺

曹洞宗・法輪寺です。

蝦夷地の米と言われたニシンを追って沢山の人々が津軽海峡を渡り、北上するニシンと共に北へ北へとやって参りました。

当時、蝦夷地を治めていた松前藩の場所請負人制度によって西積丹に「フルウ場所」が開かれて、ここ泊村にもニシンの群来と共に大勢の漁師や商人たちが集まり、やがて人々は定住し村落が形作られて行きました。

当然、鰊景気で賑わう村にも信仰の対象である寺院が設けられ、この村に住む人々の心の拠り所となりました。

それが瑞竜山・法輪寺です。

この寺の開基は文久2年(1862年)、梅木悦道によって創立され、本堂・庫裡を開山し同時に竜神堂を建立したのです。

また、明治11年(1878年)には梵鐘が鋳造され鐘堂に納められました。

ところが、明治21年の火災によって本堂庫裡をはじめ竜神堂までも焼失し、現在の本堂・庫裡・竜神堂は明治23年から明治25年にかけて再建されたものです。

ところで、この法輪寺の本堂内の格子天井には花鳥風月、人物、十二支が描かれており、作者、年代は不明ですが、今もなお鮮やかな色づかいと筆の冴えが、感じる事が出来ます。

更に圧巻なのが事故による「二十四孝」を彫った欄間です。

この作品は岩内町の帰厚院の大仏を始め、北海道各地に作品を残した仏師・風間壮慶(二代目)の手によるもので、帰厚院の大仏完成させた後の彫刻です。

これには山七田中家より当時のお金で一千円の寄付を受けたと記録されております。(この時は二代目福蔵)

中国の孝子・舜帝を筆頭に孟宗や黄山谷に至る二十四人の孝行する姿を、心を込めて欄間に彫ったもで、「世の中がある限り、何時の時代も変わらぬ親に孝行せよ」と教えを説いているのです。

泊村

この村はかつては漁業を中心とした村でしたが、現在では北海道で最初の原子力発電所が建設された村として注目されております。

北緯43度03分41秒、東経140度30分10秒に位置し、面積は約82平方km、人口約1750人です。

アイヌ語の「ヘモイトマリ」より転化して「泊」と名付けられましたが、ヘモイとは「鱒」、トマリとは「港または、入江」の事で、「鱒の寄せる入江」の意味です。

この村に二代目・田村景豊・新助なる和人(近江の国・愛知郡柳川村の豪族)が漁場の調査で訪れたのが文禄3年(1594年)、その後、慶長6年(1601年)、漁場開拓団・両浜組(田村の一族)が泊に本拠を構え神恵内村の川白まで漁場を調査し、二年後には津軽の国・鯵ヶ沢から漁夫を雇い入れ、アイヌ人を使役して漁場の経営を本格的に始めたのが、この村の漁業の始まりだったようです。

しかし、彼らは定住せず、毎年鰊の漁期になると訪れ、漁が終わると松前城下や支店のある鯵ヶ沢に引き上げていたと申します。

この村に定住するものが現れたのは1800年以降のことです。

さて漁場として栄えていたこの村で、安政3年(1856年)4月、忠蔵という漁夫が茅沼で石炭を発見した事から、トマリは世に注目されるようになり、その後幕府の手によって炭鉱の調査や試掘、本格的な掘削が始まりました。

明治維新を迎えると石炭は益々注目され、茅沼の坑口から海岸まで日本初の鉄道が敷かれた事は、意外と知られておりません。

また、場所請負制度が廃止され、自由に漁業が経営出来るようになりますと大勢の人々がこの村に移り住み、明治15年4月戸長役場(泊・盃・興志内)が置かれました。

この年が泊の開基元年に当たります。

その後、大正12年4月、一級町村制施行によって現在の泊村が誕生したのです。

400年に亘る漁業で目覚め、黒いダイヤとまで言われ持て囃されて来た石炭(昭和39年閉山)の町・泊村は、今、全く新しい人類の生み出した原子力というエネルギーの一大拠点として歩んでおります。

漁業関係者も栽培漁業センターを建設し、獲る漁業から育てる漁業(ウニ・アワビ・ホタテ・ヒラメ・サケ)へと方向転換を図っております。

石炭に変わるエネルギー源の原子力は村に多額の固定資産税をもたらし、発電所建設の法に定められている交付金(総額48億6千万円)による村づくりが着々と進められ、約1750人の村は新しくよみがえった感致します。

また、積丹半島の西側に位置している泊村の海岸線はカブトラインと呼ばれ、シンボルのカブト岩を始め、マウンテンゴリラ岩や弁天岩、アメリカソリなど奇岩怪石が多くの伝説を生んでおり、これらの地域が昭和38年、国定公園・ニセコ・積丹・小樽海岸に指定されたのです。

最近はアウトドアスポーツの盛んな時代、掘株と盃に海水浴場、そしてキャンプ場があり、近い将来ヨットセーリング用の停泊港の整備も行われる予定だそうです。

また、盃温泉郷は「潮香荘」など宿泊施設も整っており、夏の海水浴、冬の湯治には特に賑わいを見せております。

こうして泊村は観光の町として古くから大勢の観光客に親しまれて参りました。

平成8年11月、国道229号が全面開通し、今後も観光地としての知名度も高くなり、札幌方面や岩内・倶知安方面、そして全道各地からの多くの観光客がこの辺りにも訪れる事でしょう。

澄み切った青い空と積丹ブルーの青い海、緑に広がる山々がいつまでも変わる事なく、迎え入れてくれる村です。

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