『標津町』標津湿原

標津川周辺の湿原地帯は、日本で最も東にあり、しかもスケールの大きな『高層湿原』ということから、国の天然記念物に指定されています。(昭和54年指定)

高層湿原というのは、寒い地域において、植物(ミズコケなど)の枯れたものが積み重なって泥炭化し、厚みを増して水面に顔を出しているもので、尾瀬沼なども、よく知られています。

面積は、およそ150ha、ミズコケをはじめ、コケモモ・チシマウスバスミレなど、80種以上の湿原植物が、自然のまま残されております。

標津遺跡群

標津町には、もうひとつ国指定の史跡(昭和54年指定)があります。

ポー川の流域で発見された、たくさんの竪穴住居跡やチャシ跡です。

800年前(縄文時代)から700年前(擦文時代)にわたる先住民の住居跡で、穴の数はおよそ3000今後の調査次第によってはこの2~3倍になるだろうと、考えられております。

※竪穴の大きさは、一辺が1m半から20m、深さは2m以上のものもあります。

しかも、地上から見てすぐ住居跡とわかるなど、ほかで考えられない状態で残っており、もちろん、これだけ大規模というのも珍しいそうです。

(竪穴は800haにわたって点在していますが、史跡に指定されている部分は、『古道遺跡』『伊茶仁カリカリウス遺跡』『三本木遺跡』のおよそ400haです。)

  • サーモンパーク【標津町】

    サーモンパーク【標津町】

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