積丹半島 情報一覧

積丹町の歴史

行政の中心である旧美国町は昭和３１年９月、近隣の入舸村と余別村が合併して積丹町を名乗る様になりました。

この町の町章を見ますと三羽のカモメで描かれており、美国・入舸・余別が一つの町に統合された事を表しております。

積丹とはアイヌ語で「シャクコタン」夏の村・集落の事です。その言葉の通り今から４千年ほど前、縄文人そして後にはアイヌ人がこの辺りの海岸線に、夏の集落を作り居住した事からこの地名が生まれた様です。

この町に和人の歴史が始まったのは今から３５０年前の慶長年間で松前藩の領地となり、宝永３年（１７０６年）には美国場所と積丹場所の両場所が設けられました。

美国場所（現在の美国）は松前藩・近藤家が、積丹場所（現在の日司）は松前藩・藤倉家が代々知行主で、漁場所はもともと、知行主に代わって場所請負人が治めていました。

積丹町

積丹半島の先端に位置する積丹町は人口約２２００人で町の総面積は約２３８平方キロメートル、積丹半島の全面積の約４分の１に当たります。

日本海に面した積丹町の海岸線は約４２kmに及んでおります。

気候は海洋性気候で四季を通じて過ごしやすく、夏は海水浴客で浜辺は賑わい、冬は雪が比較的に多く、スキーやスノーモービル、ヘリスキーなど、近郊の山々や雪原を利用して楽しむ人々で賑わいを見せております。

第一次産業である漁業を中心に古くから発展してきた町ですが、獲る漁業から育てる漁業への転換と、積丹半島の大地に根付いた農業は酪農・畜産・畑作の複合経営が軌道に乗り、有機栽培による作物は市場で高い評価を得るまでになりました。

また、最近では特に観光にも力を入れております。

すでに昭和３８年、ニセコ・積丹・小樽海岸国定公園に指定され、澄み切った海の美しさが認められ道内唯一の海中公園に指定されている場所が３ヵ所あります。

街が誇るこうした自然を有することから、平成元年に全国で始まった地域おこし事業「ふるさと創生」の一環として、この積丹で始めたのが「積丹ペニンシュラリゾート２１」をキャッチフレーズに豊かな町づくりに取り組んでおります。

この事業は全町上げてのプロジェクトで、「人づくり、町づくり、夢づくり」を基本にして、積丹町は時代を切り開く新しい道を歩み始めました。

特に、観光地としての施設づくり、道路整備、宿泊施設、案内板など着々と事業を推し進めっております。

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