小樽市 情報一覧

小樽市

小樽市は、明治、大正、昭和の初めまで北海道の商業の中心都市として、栄華を誇っておりました。

また、近年では当時のアンティークな建物を利用した観光の街として、日々観光客で賑わっております。

今から２０数年前、港町小樽を代表する『小樽運河埋め立て問題』が起こり、埋め立てか？存続か？で、両論が真っ向から対立し、小樽市議会で大きく取り上げられましたが、中々結論は出ませんでした。

そこに結成されたのが小樽運河保存会で、会の人々は入船出船で大いに沸き立った小樽の歴史を埋もれさせてはならない、小樽っ子の思い出の運河を何としても残そうとという必死の守りを続けた事が、多くの賛同者や理解者を得ることができ、今日に至ったのです。

もし、あの時、そのまま車道にするため埋め立てていたら？今日の観光都市小樽はあったのでしょうか。？

２０年の歳月は最良の結論を生みました。

小樽運河の幅は４０ｍ、その半分を埋め立て、残り半分を運河のまま残そうという事でした。

小樽運河南側は昭和６１年３月に散策路が設けられ、北側も当初の一部埋め立てを全面的に中止し、そのまま残すこととなり、平成２年１月南側についで散策路が設けられ、ガス灯が小樽運河を照らしております。

小樽市は小樽運河沿いの石倉庫群と合わせ、かつてウォール街といわれた旧日本銀行小樽支店のある辺りを景観地区に指定し、民間企業の様々な事業努力が、ここ小樽の古い佇まいの建物を利用して、現在のニーズにあった事業展開をすすめ、ここ数年の観光ブームとあいまって小樽への観光客数は５００万人越えの大台に至っております。

観光で今流行しているウォーターフロント『水際』小樽は正にウォーターフロントそのもので、大都市札幌からわずか１時間の所に位置し、地の利の良さも手伝って『観光北海道』のブームと小樽のアンティークな街並みは、訪れる人々に安らぎと古き良き時代を偲ぶことの出来る懐かしさを与えてくれるところとして、数多くの観光客が訪れております。

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