北海道 糖業㈱道南製糖所
大きな建物は、ビートからグラニュー糖を作りだしている、北海道 糖業㈱道南製糖所です。
南北海道では、ただ１ヵ所の製糖工場です。
ビート
ビートというのは「さとう大根」あるいは、「甜菜」と呼ばれるアカザ科の植物で、ホーレン草と同じ仲間です。
名前の通り、丸い大根のような根の部分を煮詰めて、コーヒーなどに入れる、あのサラサラしたお砂糖をつくるのですが、およそ１㎏の大根から大きなスプーンで７杯（１４０ｇ）くらいしかとれないそうです。
北海道のような寒冷地に適した作物ですので、明治の初めに輸入され、現在は東北海道が主産地となって、あちこちに製糖工場が建てられております。
なお、製糖工場の機械が動いているのは、ビートの収穫が始まる１０月中旬から翌年の３月中頃までで、その他の期間は休業しております。
