白鳥湾展望台
室蘭港は、鉤の手のように突き出た絵鞆半島に抱かれ、風の影響が少なく、湾も深い天然の良港です。
かつては、函館と共に、本州への玄関口として、石炭や鉄鋼の積み出しで賑わっていましたが、近くに、苫小牧工業港がつくられ、そのうえ、鉄鋼・造船の不況などで、みなと室蘭は大きく転換期を迎えました。
いまは、石炭埠頭を整備して、青森を結ぶフェリー桟橋に変えて、工業港から流通港への脱皮をはかっています。


大黒島
室蘭港の入り口には、港を守るような形で、大黒島が浮かんでおります。
大黒島は、またの名を「オルソン島」とも呼びますが、これは、異国の地で亡くなった、水兵さんの名前から付けられたものです。
噴火湾の名付け親は、イギリス船のロバート・ブートン船長ですが、そのイギリス船プロビデンス号で、当時起こったお話に由来しております。

プロビデンス号が、燃料や飲み水の補給のため、室蘭港に立ち寄ったときのことです。
木材の積み込み作業中に、1人の水兵さんが事故で亡くなり、大黒島に葬られました。
この水兵さんが、ハンス・オルソンという人だったことから、大黒島をオルソン島と呼ぶようになったということです。

大黒島・測量山
室蘭の街並み、そして、室蘭港が一望できる高台白鳥湾展望台です。
こちらから白鳥湾に見える島が、大黒島(オルソン島)です。
周囲450m、高さは35m(面積2.4ha)です。
港の向こう側、湾をかたちづくる絵鞆半島です。
また、アンテナの立っている山は、測量山(199.6m)です。
明治のはじめ、港や道路をつくったときに、あの山を起点として、測量をしたことにちなんで名づけられております。





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