大黒島(オルソン島)

周囲700m、高さ35m、面積2.4ha

室蘭港の入り口には、港を守るような形で、大黒島が浮かんでおります。

大黒島は、またの名を「オルソン島」とも呼びますが、これは、異国の地で亡くなった、水兵さんの名前から付けられたものです。

噴火湾の名付け親は、イギリス船のロバート・ブートン船長ですが、そのイギリス船プロビデンス号で、当時起こったお話に由来しております。

大黒島

室蘭港のシンボルとして親しまれておりますのが、大黒島です。

面積24000㎡、周囲700m、水面標高35mの小さな島で、明治28年に灯台が設置され、その後、大正15年に新灯台が完成し、昭和28年に改修され、後、昭和49年に廃止の歴史を辿ってきました。

その後、国から市が管理委託を受け、昭和54年から室蘭八景1つでもあるこの島を市民に一時解放し、昭和63年以降、島への観光船が廃止となりました。

将来は灯台を資料館。休憩所にして、島を訪れる観光客の憩いの場所にしようと計画していましたが、残念ながら現在は手つかずのままになっています。

かつてこの島は黒百合の群生地でしたが、乱獲がたたって見かけることは無くなりました。

平成元年、港湾関係者の手によって黒百合230本が植えられ、昔の姿に戻そうという願いを込めて植えたそうです。

現在、市民の『黒百合を植える会』の手によって毎年、島に渡って球根を植え続け、春には花を見に行くのを楽しみとしているそうです。

ところで、寛政8年(1796年)イギリスの探検船プロビデンス号のウイリアム・ブロートン船長が室蘭を訪れた時、大きな湾を望み、湾を囲んでいる山々が噴火している様子を見て、ボルケイノ・ベイ、噴火する湾と名付けた記録もありますが、現在も内浦湾と言うよりも噴火湾の方が多く使われております。

また、この時、船員の1人、デンマーク人のハンス・オルソンが不慮の事故で亡くなり、特別な計らいで絵鞆半島の突端に浮かぶ島「ポロモシリ」こと、大黒島に遺体を葬りました。

それ以来、海事関係者の間ではオルソン島の名で、世界にも知られています。

その後、、嘉永2年(1849年)地元の場所請負人・岡田半兵衛が航海の安全を祈ってこの島に大黒様を祀った事から、大黒島と呼ばれております。

人は怪談話が大好きで、遠い故郷を慕って夜な夜な悲しいオルソンの泣き声が風に乗って聞こえて来るなどと、いつの間にか幽霊の出る島などと言われた時期もあったようです。

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