『積丹半島』周回道路

この積丹半島に人間が取り付いてからの念願だった『積丹半島』周回道路が、平成8年11月1日に開通するという歴史的な一瞬が有りました。

大勢の人々が見守る中、関係者の方がテープを切り、くす玉が割られるという形式的な行事の終了後、前日から待っていた道路開通一番乗りマニアの車が一台、又一台と次々にエンジン音を発しながら、新しく開通した道路を走り去って行く様は、道路工事関係者や積丹半島の住民の方々にとっては、どれほど感慨深いもので有ったでしょう。

かつて西蝦夷地の漁場として栄えていた『積丹半島』は、昭和30年のニシンの群来を最後に、栄枯盛衰の言葉どり漁場はさびれ、繁栄の中に建てられた鰊御殿が僅かに昔を偲ばせてくれます。

人々の賑やかな声も何時しか聞こえなくなり、海岸に押し寄せる波の音だけが、昔も今も変わり無く、時折激しく鳴く海鳥の声に、魚の大群が再び押し寄せたのかと目を凝らし、耳をすませて遥か沖を見つめる年老いた漁師の姿を見るに付け、胸の奥の何処かでキューンと痛みを感じる思いがします。

ニシンが積丹の浜から去ってもう随分年月は流れました。

当時子供だった人々は父となり母となり、この地から去ったもの、この地に残ったもの、それぞれの人生を歩み、しかし、どの人にとってもここは故郷、幼い日に遊んだ海辺の風景は昔も今も変わらずに迎えてくれるのです。

労働歌『ソーラン節』の勇壮な歌声は聞こえなくても、脳裏の何処かに残っている微かな記憶が、幻のように耳に蘇ってくるのも故郷の海だからこそなのです。

『西の知床』などと言われて久しく、『ニセコ・積丹・小樽海岸国定公園』に指定され、道内でも珍しく海中公園に指定されている場所が3か所も有り、何処までも青く澄んだ『積丹』の海は夏のレジャーシーズンには特に大勢の海水浴客で賑わいます。

かつて『女人禁制』と言われた『神威岬』は、つい最近までは観光客が訪れるのも難儀な場所でした。

それ故に未知なる自然に溢れています。

この度の『積丹半島周回道路』が開通した事で、『秘境ムードが薄れる』とか、『積丹の自然が破壊される事態が起きる』など不安材料もあります。

しかし、観光に関心の高い町村にとって、大勢のお客様に起こし頂く事が何よりと、『暖かいおもてなし』の心得を確りと身に付けて迎える準備をしています。

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