富良野・美瑛パッチワークの路と余市小樽フリープラン個人タクシーグループ観光モデルコース。

旭川空港~美瑛町パッチワークの路~旭川男山酒造・優佳良織工芸館~余市ニッカウィスキー~小樽宿泊

ケンとメリーの木

昭和47年に日産自動車のCMで「愛のスカイライン~」を歌ったケンとメリーの名前をとって「ケンとメリーの木」と町役場が名付けました。地元では「ケンメリの木」と略して呼んでいます。

(大久保さんのお店の庭に、当時の車「スカイラインケンメリ」が置いてあります。ここのバター付きのゆでジャガイモ、美味しいですよ!!)

この木はポプラの木で、この辺りの土地の所有者・大久保さんのおじいちゃんが、大正12年、隣りの農場との境界として植えたのだそうです。

ポプラはもともと北海道の木ではありませんので、四国徳島から北海道に開墾に入った大久保さんには大変珍しい木だったようです。

成長して現在のケンとメリーの木になりました。

大久保のおじいちゃんも草場の陰で、「わしの植えた木がここまで有名になるとは、わしも鼻高々じゃ!」なんて言っているのでは?

現在、農地を30ha所有しており、ペンション・ケンとメリーと売店の経営もしております。

セブンスターの木

木の種類は柏で、昭和51年に観光タバコ「セブンスター」のパッケージに掲載された事から、町役場には問合せが多くなり、自然的に町は「セブンスターの木」と命名する事になりました。

また、時を同じくして、ラベンダーの花畑が国鉄のカレンダーに掲載され、まるで申し合わせたように美瑛、富良野に本州方面からの旅好き、写真好き、花好き、物好き(ごめんなさい)が、少しづつ訪ねて来るようになりました。

単なる農業の町であったこの美瑛町を大きく変えた功労の木ですが、しかし、果たしてセブンスターの木そのものは、大勢のお客様の御来木を喜んでいるかどうかは定かではありません。

余りの車両の多さに農道は舗装され、駐車場まで用意される始末です。この駐車場の一角に歌人・小林孝虎の詠んだ歌碑が建っています。

十勝嶺ねの はるかに見ゆる 丘のうえ

郭公のこえとほくなりゆく

小林孝虎氏は旭川在住、日本歌人クラブ委員、北海道歌人会委員で、大正12年、深川市に生を受け、室蘭、旭川、富良野で教員を勤め、昭和59年退職、在職中から歌を詠み、歌人として活躍している。この歌碑は平成9年5月、美瑛町、北方短歌社の支援によって建立されました。

世界の「SAKE」です。

純米大吟醸「男山」男山が、いち早く世界へ目を向け、抱き続けてきた夢は、「北海道で造る酒を世界の街の食卓に」です。

この夢は、1977年の初出品初受賞以来、世界の「SAKE」として認められてきていることで実現されつつあります。

現在、日本食が世界で親しまれています。

その最良のパートナーとして「SAKE」が定着してきました。

日本酒は今や地球を駆け巡っています。

北海道から世界へ・・・男山はそのさきがけとなることを目指して邁進して参りました。

全国の酒造会社に先駆けて38年前から数種の権威ある国際的なコンクールに出品してきたのもこのためでした。

うれしいことに初出品(1977年)から一年も途切れることなく金賞を受賞してきました。

2014年度は、世界酒類コンクールで、ゴールドメダルを受賞致しました。

大雪山連峰の万年雪の伏流水と、全国から選りすぐった酒造好適米を最高に磨きあげ、誠にぜいたくに搾りあげた酒です。

古式にのっとり、「寒造り」の醸法を重んじた逸品は国内はもとより海外でも最大限の賛辞をいただいています。

どうぞこの受賞酒を心ゆくまでご賞味ください。

旭川市に有る、旭川優佳良織工芸館です。

旭川優佳良織とは、旭川の染織工芸作家、木内綾さんが独自に創作した手織りつむぎです。

「流氷」「秋の摩周湖」「ハマナス」「ナナカマド」「ミズバショウ」など、北海道の風土、景観、花などをテーマにして、「北海道そのもの」を織りあげたオリジナルなものです。

素材は羊毛で、これを200色以上に染め分けて、一本の糸につむぎ、ハタで織りあげます。

すべて手作りですので時間がかかりますが、それだけに手のぬくもりが伝わってくるようです。

銅板ぶきの屋根に、赤レンガと白い壁、このあたりではひときわ目立つ建物です。

木内さんがこれを始めたのは昭和30年代の初め、今は国内はもとより、外国でも数々の賞を受賞して、北海道を代表する織物工芸に成長しました。

館内はテーマ別の展示室をはじめ、この織物を和装、洋装に生かした「和の展示室」「洋の展示室」、それにインテリアを生かした「インテリア展示室」などに分かれております。

また、建物自体も、北海道の工芸館にふさわしく、内装に使っている木材はすべて北海道産です。

床はハルニレ(エルム)やタモの埋もれ木で統一し、ヤチダモ、オンコ(イチイ)・ミズナラを各展示室ごとに変えて使うなど、これだけの木を集めた建物は、二度とできないのではないか、といわれております。

なお、工芸館のとなりには、冬へタイムスリップしたような「雪の美術館」や「国際染織美術館」なども建っています。

余市町に有る、余市ニッカウヰスキー北海道工場です。

ウイスキーのモルト、すなわち原酒を作っているところです。

お酒は、お水と気候の良いところに美味しいものが生まれるといいますが、余市は三方が山、一方は海に囲まれ、余市川の清流と、澄んだオゾン、温度・湿度など、スコッチの本場、スコットランドそっくりなのだそうです。

ニッカウヰスキーの生みの親は竹鶴政孝さんですが、竹鶴さんは、スコットランドで醸造学を勉強、帰国後、入社した寿屋(現在のサントリーウイスキー)で、昭和4年、国産第一号のサントリーウイスキーを誕生させました。

その後独立して、かねてから白羽の矢を立てていた余市に工場を建て(昭和9年)、リンゴジュースなどを作りながら、ウイスキーの熟成を待ち、ニッカウイスキーを世に送り出したのは、昭和15年のことです。

なお、ニッカの名前は、以前の会社名、大日本果汁の略、大日本の「日」と、果汁の「果」からとって[ニッカ]と名付けたということです。

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