北海道観光貸切チャーター個人ジャンボタクシー高橋の『鹿部間欠泉と鹿部町』です。

鹿部町

アイヌ語の「シカルペ」からきたもので、「キハダの木のある所」という意味です。

キハダのことを北海道では「シコロ」と呼んでいますが、木の皮の内側が黄色で、漢方薬に使われています。

また、アイヌの人達は染物に利用したり、皮をそっくり剝いで、船をつくるなど、神聖な木として大切にしていました。

鹿部町は、駒ケ岳の山裾に広がっているため、駒ケ岳が噴火をするたびに、大きな被害を受けてきました。

今から350年ほど前の、寛永17年(1640年)の噴火には津波がおこり、700人もの人が亡くなったという記録が有りますし、昭和4年の大爆発の時は、町全体が、一夜にして火山灰に埋もれ、再起不能と言われたほどでした。

しかし、今では、スケトウ・コンブ・ホタテなどの漁業を中心に、豊富な温泉を利用した、観光・レジャー産業にも力を入れて発展をしております。

鹿部町間欠温泉

北海道でも珍しい鹿部町間欠温泉は、大正13年、温泉を掘った時に噴き出したもので、間欠というのは、一定の時間をおいて吹き出す状態をいいます。

ここでは、5~6分おきに103度の熱湯が、10m~15m位の高さまで吹き上げています。

この間欠泉の原因は、いろいろ説がありますが、地下の空洞の中に、お湯がたまるにつれて、蒸気が圧縮され、その圧力で熱湯が吹き上げられるようです。

ただ、市街地にある関係で、危険防止のために塀囲いをしていて、噴き出し口にも、フタがしてあります。

鹿部の温泉、駒ケ岳は鹿部町に、大きな被害をあたえ続けてきましたが、変わりに、沢山の温泉をプレゼントしてくれました。

海の中にも温泉が湧きだしていますし、市街地には、鶴の湯・亀の湯・鹿の湯・虎の湯・吉の湯・喜久の湯などのおんせんが有ります。

温泉の利用、この鹿部町では、豊富な温泉をいろいろな事に利用しています。

温泉の効能を生かした、リハビリテ-ションセンターをはじめ、サケ・マス・ニジマス・コイ・熱帯魚などの養殖、そして、温泉熱を利用した野菜や花、果物の栽培も盛んに行われ、北海道養殖漁業栽培センターでは、ヒラメ・ウニ・アワビの養殖試験や研究も行っています。

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