館の岬です。【乙部町】

乙部町観光貸切タクシー・ジャンボタクシー高橋の乙部町館の岬観光案内です。

グランドキャニオン？

かなり規模が小さい様ですが、東洋のグランドキャニオンと呼ばれているそうです。Σ(ﾟДﾟ)

館の岬

白い岩肌の断崖は館の岬です。

白い火山灰を含む砂岩と、暗色ガラスや軽石が混じった、粒の荒い土砂が交互に積み重なって、白と黒のコントラストをえがいています。

崩れやすい地質のために落石が多く、むかしの人は、お念仏をとなえながらこの下の道を通ったという難所です。

まもなく館の岬ですが、あの岬には、与作とお岩の悲しいお話が残されております。

むかし、この乙部の喜右衛門という人の家に、お岩という美しい娘が、お手伝いさんとして働いていました。

お岩には、丹波与作という恋人がいましたが、主人の喜右衛門は、どうしても２人の仲を許してはくれません。

そればかりか、お岩を自分の養女にして婿をとるといい出し、とうとう婚礼の当日をむかえてしまいました。

思いあまった与作は、もうこれまでと、隙をうかがって、祝いの席からお岩を連れ出し、木材の積んである浜に逃げました。

そして、角材を崩してお岩をその下敷きにし、自分もまた、館の岬の絶壁から身をおどらせたのです。

「丹波与作は館からはねた。かわいいお岩を角材ばさみ」・・・・今でも歌い継がれる「丹波節」の一節です。