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宗谷丘陵『白い道』です。【稚内市】
北海道観光貸切チャーター個人ジャンボタクシー高橋の稚内宗谷丘陵『白い道』観光案内です。
宗谷丘陵の周氷河地形
稚内の山地を特徴づけるのは、モコモコとしたなだらかな丘陵性の地形です。高さ20mからせいぜい200m位で、稜線も谷も丸みをおびています。
稚内のこれらの丘陵は、周氷河地形の一つといわれています。氷河地形といえば、高い山地にみられる鋭い稜線と深い谷に代表されるV字谷を想像しますが、稚内地方では、土が凍っては融け、融けては凍るという現象を繰り返しているうちに傾斜地で流土現象が起き、斜面の上の土がえぐり取られ下の谷にそれが積み重なって屋根と斜面がなだらかで、小さい谷が浅いスプーンみたいな形が作られました。
そして、今から約1万年前に地球最後の氷河期、ウルム氷期が終わると雨水や川水が土砂を削って流れるようになり谷がV字形に刻まれ、現在のようななだらかな稜線と急な谷が入り乱れた周氷河地形が出来上がったわけです。
こうした地形は北海道の至ところで形成されたといいますが、開発などで破壊されたケースが多く、現在この美しい地形が最も顕著に見られるのは宗谷丘陵地区といえます。明治の中頃までは、丘陵全域にわたりうっそうとした森林が生い茂っていましたが、相次ぐ山火事のため、今では一面ササに覆われています。
宗谷岬肉牛牧場から第一清浜まで続く丘陵内を縫う道路からは、日本離れした雄大な景色を楽しむ事ができ、最近では、地元の観光バスやツアーで訪れたバスもルートに組み入れるなど新しい観光ルートとなっております。
宗谷岬肉牛牧場(肉用牛公共牧場)
道北地方は、わが国に残されたただ一つの大規模農業を実現出来る可能性を秘めた地域です。といわけ、宗谷丘陵には手付かずの1万haにも及ぶ未利用地があります。
「宗谷丘陵広域農業開発事業」は、この恵まれた広大な土地をフルに活用するため、これを牧草地とし、肉用牛の受託育成をする計画で、昭和59年(1984年)から5ヶ年で農用地開発公団北海道支社が事業主体となり開発事業を行ってきました。これにより、稚内市と近隣の町村では酪農専業から乳肉複合経営へと農家の経営規模が拡大強化され、所得の増大がはかられることとなり、経営面積が日本一広大な牧場が誕生しました。ここでは、外国から輸入されたアンガスやヘレフォードという肉専用種と和牛とのF1(一代交雑種)牛の生産が行われており、和牛の美味しさがあり体格の良い牛は「わっかない牛」として出荷されています。
「わっかない牛」はこれまでのトウモロコシ、ダイズなどの濃厚飼料中心の飼育方式ではなく、牧草を中心とした飼育方式を採用しており、地域に適合した低価格で美味しい牛肉を目指しています。
放牧期間は5月下旬~10月下旬で、管理経営は(社)宗谷畜産開発公社が行っています。
宗谷丘陵・白い道
宗谷丘陵の中にある「白い道」、稚内フットパスである「宗谷丘陵フットパスコース」(全長11㎞)のゴール側(宗谷地区側)約3㎞にわたり稚内名産である「ホタテ」の貝殻を砕いて敷きつめてできた道となっております。
平成23年(2011年)にはじめて敷きつめて以来、青い空と海、緑の草花と白い道のコントラストが素晴らしく、まるで日本で無いかのような景観が話題となり、近年SNSをはじめ人気を増している稚内の観光スポットです。
57基に及ぶ風車群や、遠くにサハリン(旧樺太)を望む他、利尻山や北海道遺産の周氷河地形が360度に広がる様子は一見の価値があります。
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