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オシンコシンの滝周辺です。【知床シリエトク・先端・前・大地の突端】
『知床・オシンコシンの滝周辺』です。【知床シリエトク・先端・前・大地の突端】
日本の滝100選の知床・オシンコシンの滝です。
左右に分かれて落ちていることから知床「双美の滝」とも呼ばれています。清冽な水は、吸い込まれるようにオホーツク海にそそぎ、知床半島の景観の素晴らしさは、このあたりが幕開けでしょうか。
滝をつくっている川は知床「チャラッセナイ川」といい、アイヌ語の「水が散らばり落ちる川」という意味です。(横臥柱状節理の岩盤にかかる高さ80mのオシンコシンの滝で「日本の滝100選」に指定されております。知床ファンタジア期間中ライトアップされています。)
オシンコシンはちょっと面白い名前ですが、アイヌ語の「オ・シュンク・ウシ・イ」(そこにエゾマツのおいしげっているところ)という意味です。
弁財湾とオシンコシン柱状節理、オシンコシン岬に抱かれた弁財湾です。
また、このオシンコシン岬いったいは、およそ600mにわたって玄武岩の柱状節理の断崖が続いています。
柱状節理は、火山から噴き出した溶岩が、急激に冷やされて出来た割れ目ですが、ここのものは、木材を積み重ねたような横臥柱状節理と、その節理に直角に交わる、縞状でさざ波模様の珍しい岩などが見られ、北海道の天然記念物に指定されております。(昭和40年指定)
天然記念物・オシンコシン粗粒玄武岩柱状節理です。
北海道内にある岩石の節理では、根室市花咲の車石が有名で、これは、国の天然記念物になっております。
北海道の指定を受けているのは、このオシンコシンのほかに、南北海道、桧山海岸の「鮪の岬」の安山岩柱状節理があります。
また、よく知られている層雲峡や天人峡の柱状節理は、溶岩ではなく、軽石や火山灰が熱で固められた溶結凝灰岩の柱状節理で、ここのものより軟らかく、もろいものです。
此方の写真は、根室市花咲に有る、車石です。知床からは、かなり離れた根室半島です。柱状節理の参考写真です。
写真は、根室市にある、車石です。↓↓
此方は、知床三段の滝で~す。
三段のの滝です。
流れ落ちておりますのが、オショロコマナイ川で、アイヌ語の「川尻が岩盤の上にある川」という意味です。
(たびたび、クマが水浴びしたり、滝に打たれて修行をしているようです。)
チャシコツ岬、亀のような形の岬が見えていますが、チャシコツ岬です。
アイヌ語の「砦跡のある岬」という意味で、先住民族の石器や土器・骨角器・銅器などが掘り出されています。
地元では「カメ岩」と呼ばれウトロ港には「ゴジラ岩」がございまして、ゴジラ対ガメラの戦いがあるかもしれませんね。自然は偉大な芸術家です。
写真上が、ゴジラ岩です。