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羅臼岳です。【知床半島】
北海道観光貸切個人チャータータクシー高橋の知床半島『羅臼岳』です。
知床半島知床羅臼岳です。
知床連山の最高峰、標高1661mの知床羅臼岳です。
知床富士とも呼ばれ、とくに、知床岬から見る姿の美しさは定評があります。
また、頂上からの展望も雄大で、足元に知床五胡や知床羅臼湖が、点々と原生林の中に神秘な水をたたえ、根室海峡をへだてた彼方には、国後島が望めます。
知床では火山活動として知床硫黄山が有名ですが、最近の調査で知床羅臼岳が約500年前に噴火したことがわかり、平成8年には活火山に指定されています。
頂上付近は、岩がゴツゴツしていて男性的ですが、北海道を代表する花の山でございます。
標高によって花は様々ですが、1000mを超えると雪渓を中心に、チシマフウロ・シコタンソウ・チングルマ・エゾコザクラなど、可憐な花を見る事ができます。
特に、山頂付近ではチシマツガザクラが見られます。
このチシマツガザクラは、北海道以外では青森県の八甲田と岩手県の早池峰山でしか見られないという常緑少低木で、直径1cmの白い花を咲かせます。
気をつけないと踏んでしまうかも知れません。
もちろん、日本100名山の一つでございますが、深田久弥さんは「頂上からの眺めは、最果ての山として、北方的風貌をおびた山として、記憶に深く眠っている。」と残しております。
羅臼岳登山と木下小屋
木下小屋は、知床をこよなく愛した羅臼岳の登山道を開設した北大出身の木下弥三吉の名前でございます。
木下弥三吉は、明治41年網走で生まれ北大の山岳部に属し、大の山好きでした。
父の死後、岩尾別で林業を行いながら、知床の山へ登り続け、昭和27年に現在の山道を開きました。
小屋は、造林小屋として作られたものを利用しておりましたが、古くなっておりますので、平成3年に山好きな人達で立派なログハウスが作られました。
木下小屋では、知床の最新情報を提供してくれます。
羅臼岳登山、木下小屋から羅臼岳山頂まで約7.5㎞、オホーツク展望台・弥三吉水・銀嶺水は、美味しく、羅臼平・極楽平から頂上へ進みます。
一般の人の足では4~5時間かかるようで、高山植物の可憐な花やカラフトルリシジミなどの高山蝶も見られ、山頂からは北方領土の国後島、オホーツク海、斜里岳を望み、最果ての雄大な景色を楽しめます。
また、羅臼岳から三ッ峰・サシルイ岳・オッカバッケ岳・硫黄山への縦走コースも楽しめます。
(シレトコスミレが硫黄山の火口付近で見られます。知床半島だけに咲く高山植物で、花は白で真中が黄色、固有種です。)
平成6年(1994年)に皇太子ご夫婦が登山をいたしました。