札幌市観光ジャンボタクシー高橋の札幌チョコレートファクトリー白い恋人パークです。
石屋製菓・白い恋人パーク
石屋製菓（株）は、言わずと知れた北海道を代表する銘菓「白い恋人」を製造するメーカーです。
「白い恋人」は１日およそ９万枚を生産、年間売り上げ高の９割を占める同社のドル箱商品でした。
同社は１９４７年（昭和２２年）に始めた澱粉加工業から駄菓子やドロップスなどの製造を経て、１９５９年（昭和３４年）に、１００万円の資本金で誕生しました。
その後、本州で大量生産された駄菓子が次々と北海道に流入してきたのを契機に、駄菓子製造に見切りをつけ、高級菓子製造路線への転換を図りました。
当時の新商品ラングドシャークッキー「シェルター」は、小麦粉、卵、バターなど最高級の原材料を使用して開発したもので、これがヒットして以降、次々とアイデア菓子を生み出していくことになりました。
「白い恋人」も、そんな経過の中で生まれた商品です。
ネーミングは創業者である石水幸安が考え、１９７６年（昭和５１年）１２月に正式発売となりました。
「白い恋人」は道内限定で販売されていますが、飛行機の機内食サービスに採用されたことが、大きな人気を博した要因でした。
この営業戦略も、同社のこだわりの一つで、地元のものは地元に来て買ってもらう、それでこそ北海道銘菓としての魅力を維持し続けられるからです。
また、敷地内の工場を丸ごとテーマパークにした観光スポットを開設したり、プロサッカーチームであるコンサドーレ札幌のオフィシャルメインスポンサーになったり、既成の枠にとらわれない幅広い取り組みも行って来ました。
こうしたブランド戦略が当たり、同社は道内トップ企業の仲間入りを果たしました。
こうして「白い恋人」が世に誕生してから、破竹の勢いで事業躍進の階段を駆け上がって来たのです。
