ハイエースLEDヘッドライト、LEDフォグランプ、LEDルームランプ交換完了と面白方言です。

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北海道の方言

北海道の方言の成り立ち

北海道の方言には歴史的背景から、「海岸部方言」と「内陸部方言」に大きく分けることができます。

北海道に和人が初めて渡って来たには鎌倉時代初期からで、開発が始まったのは室町時代末期からといわれています。

蝦夷地での豊富な魚介類と交易を目的に松前町付近を中心に移住してきました。

移住者は当初、おもに下北、津軽半島の漁民でしたが造船技術の進歩により大型木船が造られるようになると秋田、山形、新潟、富山、石川、福井からも来道するようになりました。

移住し家は漁場を求めて海岸線沿いに定住していきました。

このことから「海岸部方言」はおもに東北地方出身者によって形成され、北海道の方言の基盤になりました。

一方、内陸部の開発にかかったのは明治2年(1869年)、開拓使が置かれてからです。

開拓使の拓殖計画により、本州各県から移住民が大挙して来道しました。これは北海道の防備と本州の生活困窮者救済、開墾が目的でした。

海岸部は数百年の間に徐々に開拓されましたが、内陸部はわずか数十年の間に急速に開拓されました。また、移住者の多くは農民や士族であったことや出身地が全国におよんでいたこともあり、海岸部とは異なることばが使われていました。

同郷人の多い所では出身地のことばが使われていましたが、入植者が増え出身地が混じったところではことばが通じなかったため、意思の疎通ができることばを求め合い「共通語」化され、残ったことばが「内陸部方言」となりました。

出身地の方言を捨て去る言語生活の積み重ねで、内陸の方言は形成されていきました。

小樽の方言

このように海岸部方言と内陸部方言では歴史的背景に違いがあります。

海岸部方言は道南を中心に日本海側、太平洋側、オホーツク海側の海岸部で使われているほうげんです。

さらに分類すると松前郡一帯の「松前方言」と松前を除く渡島、桧山、後志地方の「道南方言」、道南以外の「道東、道北、オホーツク沿岸方言」に分けることができます。

小樽は「道南方言」に属していますが、その色彩は薄まりつつある地域といえます。

発音のおもな特徴

「し」「す」「ち」と「つ」「じ」「ず」の区別がつきにくい。

〈例〉すす(寿司、獅子)、つつ(土、父、乳)、つず(知事、地図)

「い」と「え」が混同している。

〈例〉えだ(板、枝)、えぎ(息、駅)

「へ」と「せ」が混同している。

〈例〉へなか(背中)、かせる、かへる、(食わせる)

ことばの特徴

「べ」で二つの意味を表す。

〈例〉行くべ(行こう、行くだろう)

「ない」にあたるところは「ね」になる。

〈例〉見ね(見ない)、知らね(知らない)

助詞「に」「へ」「を」が「さ」になる。

〈例〉船さ乗る(船に乗る)、店さ寄る(店に寄る)

小樽でよく耳にするおもな方言

いやいや(やいや)

あいずちに使います。「まあまあ」などあいまいな感じ。

いずい

痛痒いこと。我慢できないほどではんくぁいが痛痒い状態。

おがる

おもに植物が成長したときに使うが、こどもが成長したときにも使うことがある。

おばんでした

こんばんは。なぜか過去形です。

がおる

疲れ果てて死にそうになる。疲れるの最上級。

がさい(がっさ)

物の状態が悪いこと。ダサイに似ている。

かっぱがす

ひっくりかえす。

きかない

勝気なこと。気丈。

しゃっこい

冷たい。

ちょす

触る、いじる、ちょっかいを出す、からかう。

つっぺ

栓をする。「つっぺかう」(栓をしてふさぐ)

はかいく

はかどる、作業が進む。

まかす

撒き散らかすこと。

まぶい

美しい、かっこいい。

ゆるくない

つらい、難しい、大変。

此れを覚えて、あなたも小樽人になりましょう。!!

方言は文化遺産

北海道の方言は、特に後志以南の海岸部の方言はいわゆる「浜ことば」といわれ、田舎の人の使う「悪いことば」だと思っている人が多いのですが、これは間違った考え方です。

ことばには地理的分布があり、分布範囲の広いことばが通用範囲も広く共通語となりました。

方言は、その範囲が狭く地域に残って行きましたが、その方言は自分が作ったことばではなく、親またその親から伝承された地域の貴重な文化遺産なのです。

方言には由緒ある古語が使われていたり、標準語では表せない感情や状態、深みを表現できる魅力あることばです。

方言の語源を探ると、もっと街の魅力を発見することができるかもしれません。

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