洞爺湖観光貸切ジャンボタクシー高橋の松浦武四郎『武四郎坂』観光案内です。

(1818年~1888年)

江戸の幕末から明治時代に活躍した日本の探検家です。

当時の「蝦夷地」を探検し、「北海道」という名を考えた人物です。

松浦武四郎は、洞爺湖からの帰路の途中、山道で眺めた湖の素晴らしさを絶賛したところから、この「武四郎坂」という名前が付きました。

今回は桜が咲いていて、凄く綺麗でした。🌸🌸🌸

エゾヤマザクラ

北海道の桜の多くは、本州中部から北に自生する、エゾヤマザクラ(オオヤマザクラ)という種類です。

2月下旬ころ、日本の南端、沖縄を出発した桜前線が、北海道のこの辺りを通るのはゴールデンウィークころ、さらに、北の網走や根室では、5月中旬から下旬になってしまいます。

しかし、日をおって北上する桜前線を指折り数えて待つのも、北国に住む私達にとっては、楽しいものです。

桜はご承知の通り、日本の国の花「国花」でもありますし、むかしから歌に詠まれ、お酒の友として愛でられるなど、日本人にとって、切り離せない、一番身近な花ではないでしょうか。

庭木や街路樹として、その美しい姿を眺めることは勿論、花びらは、おめでたいときの桜茶に、葉はお餅をくるんで桜餅にいたします。

また、エゾヤマザクラの木は、家具・楽器・彫刻などの材料に適していて、皮もお盆、茶筒などの細工物に利用されます。

アイヌの人たちは、桜の木を「カリンパ・ニ」と呼んでいました。

これは「グルグル巻きつける木」という意味で、弓や矢を入れる筒、刀の鞘などに、桜の皮を巻いていたためです。

また、万が一、キノコの毒にあたった時には、桜の皮を煎じて飲んだということです。

この桜の木の皮は、アイヌ語で「カリンパ」といいます。

桜の木そのものが「カリンパ・ニ」というのですから、いかに、その皮が大切にされていたかおわかり頂けるかと思います。

洞爺村の老三樹

開拓の心のささえとなった「老三樹」と呼ばれる大木があります。

桑、桜、栓の3本の木が、根元をひとつにして育った珍しいもので、桑は、樹齢1300年、センの木は200年、桜は昭和52年の有珠山の噴火のあと、残念ながら折れてしまいましたが、600年くらいの樹齢といわれていました。

開拓の始まりは明治20年、香川県、旧丸亀藩の三橋政之に率いられた22戸、76名の人たちでした。

開拓は思うように進まず、作物も凶作続きで「この地をあきらめ、ほかに移ろう」という話も出始めました。

そんな時、三橋は「老三樹」の下にみんなを集め、「3本の木が、助け合って大木となったように、我々も一体となってやっていけば、最初の目的は果たせるはずだ」と、涙ながらに説得したのです。

今では、農耕地帯に変わり、がんばりぬいた人々の苦労が、実をむすんでいます。

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