北海道観光貸切個人チャータージャンタクシー高橋の襟裳町『黄金道路』です。
襟裳町黄金道路
えりも町庶野から広尾町までのおよそ30㎞の間は黄金道路と呼ばれています。
ここは日高山脈が、ほとんど垂直に、40~50mの大絶壁となって海に落ち込み、そのすそは、絶えず太平洋の荒波が岩をかみ、道路を洗っています。
むかしは東エゾ地の3大難所の1つに数えられたところで、雄大な男性的な景観が続いています。
ところで、この黄金道路という名前は、その素晴らしい眺めをほめたたえて、つけられたものではありません。
実は、そのものズバリ!黄金を敷きつめたほど、お金がかかった所からつけられた名前です。
この道路は昭和の初めころ出来たものですが、科学技術や機械力が今のように進んでいなかった当時の事ですから、道路づくりの苦労は並たいていではありませんでした。
堅い断崖をくりぬいて、いくつものトンネルを、やっとの思いで掘り、また、荒波に洗われながら防潮堤を築いて道路をつけました。
しかし、せっかくつくり上げても、いったん時化にあうと、見るも無残な姿に変わってしまいます。
そのたびに設計の変更が行われ、しかも、この間に20人あまりの尊い命を失ってしまいました。
かかった費用は、当時のお金で95万円といいますから、現在ではどの位になるでしょうか。
関係者にしてみますと、お金を敷きつめる思いであったことでしょう。
しかも、その後も黄金道路の《三大危険》といわれる雪崩、土砂崩れ、波浪の危険は去らず、今もなお、工事が行われ、お金がかけられています。
数十mの断崖にかかるフンベの滝、岩肌に咲き誇る高山植物、海岸におりて昆布を拾う人々の姿、黄金道路では、今もなお、大自然のもつ力と、人間の生み出す科学の力が、しのぎを削って争っているのです。
Warning: Undefined variable $add_ids in /home/takahashi-taxi/www/wp-content/themes/takahashi-taxi/recommend.php on line 57