旭川市観光貸切送迎タクシー・ジャンボタクシー、北海道札幌小樽観光個人タクシー高橋の旭川市『JR旭川駅』観光案内です。

JR旭川駅

JR旭川駅は東北海道、北北海道の表玄関の役割をはたしています。

函館本線の終着駅として開業したのは明治31年で、当時、駅の建物は20㎡の小さなものだったといいます。

以来、明治40年には、現在の富良野線が、釧路線(現・根室本線)として釧路まで、大正年間には、宗谷本線が稚内まで、さらに昭和7年には、網走までの石北本線が開通しました。

当時、夜中でも列車の発着があり、待合室が24時間開放されているのは、北海道ではここだけだったようです。

旭川市は人口約34万人、札幌市に次ぐ北海道第二の都市です。

歴史は比較的に新しく、明治24年、屯田兵によって本格的な開拓が始まりました。その後、旧陸軍の北鎮第七師団が置かれことから、戦前までは軍都としての性格が強かったところです。

しかし、今では上川の米どころをバックに、商・工業も加わって、めざましい発展を続け、この地方の政治・経済・文化・交通の拠点となっています。

また、観光資源にも恵まれている街で、大雪国立公園の玄関口で有る事はもちろん、市内には優佳良織工芸館・井上靖記念館・美術館・アイヌ記念館など、御覧いただきたい施設が沢山そろっています。

旭川の四季

旭川といえば、冬の寒さで有名なところで、古いお話になりますが、明治35年には、マイナス41度まで下がった事も有ります。

最近はこのように厳しい寒さは有りませんが、それでも1月から2月にかけてはマイナス10度以下の日が続いたり、時にはマイナス20度以下に下がる事も有りますから、本当に寒さの厳しいところです。

天気予報などで、よく真冬日という言葉が使われますが、此れは1日中、気温が0度未満の日のことをいい、旭川では、平均して年間80日以上にもなります。まさしく冷凍庫の中の数カ月です。空気はピンと張りつめ、吐く息は白く、樹々の枝には真白な氷の花が咲きます。

こんな朝は「今朝はずいぶんシバレルね」という挨拶が交わされますが、寒いとか冷たいとか言う言葉では間に合わず、シバレルでなければ実感がともなわないのです。

でも、この寒さの冬を、スキー・スケート、そして冬祭りなど、人々は大いに楽しんでいます。雪は4月迄残りますが、もう、その頃にはコブシの花が咲き、5月には桜もその美しさを競い、近郊の公園は花見の人々で賑わいます。

しかし、北国の春はあっという間に過ぎ、ビールの一番美味しい夏がやってまいります。7・8月の気温は30度を超える事も有りますので、涼しさを求めて来られた本州のお客様はびっくりします。

やがて夏も終わりを告げ、空も青く澄み渡る9月、近郊の田んぼでは稲穂が段々頭をたれ、秋を感じます。そして10月、、街路樹のナナカマドの色づきも鮮やかになったころ、大雪の山々は早くも雪のヴェールにつつまれ、人々は冬の支度に忙しくなります。そしていよいよ冬将軍の到来です。

家具の町・旭川

旭川は札幌に次いで北海道で2番目に人口の多い街と言われていますが、その差は150万人と大幅で、ここ何年かは約33万人代の人口は動いていません。

それでも北海道のリトル東京と札幌を呼ぶなら、旭川は道北のリトル札幌で、道北に住む人々の生活の拠点であり、経済・文化の発信地として歩んでおります。

ところで、旭川をはじめ、東神楽町、東川町の産業はと申しますと、何と言っても「木工家具」の生産です。

旭川の地域で生産されている家具の特徴は自然のままの無垢材をふんだんに使い、ナチュラルな味を醸し出す独特の個性を守り抜いている事にあります。

重量感・高級感があり、道内より関東から西で知名度が高いそうです。

それは家具に使われている素材が張物でなく、木材そのものであり、その為に高級感が伝わってくる事に、本州のこだわり派は理解を示し、旭川家具は確りとした製品を出荷することで、お得意様を獲得しているのです。

例えば東神楽町の匠工芸さんは東京・帝国ホテルがお得意先の1つだそうです。

ユーザーの目はとても厳しく、すでに17年ほど前から備品など納入していますが、最初は木目の選び方や手触り、デザインなど「帝国仕様」と言うものがあって、それはそれは厳しい商品検査とテストをされたそうです。「ビルの8階からイスを落として強度を試された」とか。

しかし、その厳しいテストにも合格し、商品の出荷は今も続いています。

この会社の社訓「世に不運は無い。すべて試練である」と、工場入り口に掲げています。

また、この会社ではナラ・タモ・ニレなど大雪山系の自然に育まれた道産材の使用率が8割を超えており、関東・関西へ主に出荷しています。

そもそも旭川家具の始まりは?

と申しますと、明治32年、旧第7師団の兵舎建設や家具・建具製造に携わった技術者らがこの街に留まり、家具づくりに励んだ事によります。

本格的な地域産業に発展したのは戦後の事で、昭和45年ごろから全国市場に登場し、アメリカにも進出を果たしています。

全国的にみましても福岡県の大川、広島県府中などと並び、旭川地域は「全国5代家具産地」の1つに数えられております。

旭川市永山に家具センターが設けられております。

そして平成12年10月、旭川市と近郊の創作家具職人でつくる旭川・工房家具の会「北の風」が、神戸市中心にある「ハウジング・デザイン・センター神戸」で家具の展示と販売を始めたそうです。

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