富良野・美瑛で観光タクシー・ジャンボタクシーの北海道個人髙橋タクシーです。

小樽~旭川~美瑛~JR富良野駅へお客さんをお送りしました。

富良野市

富良野市は北海道のほぼ中央に位置し、西に屏風を張り巡らしたように千mを超える夕張山系の芦別岳連峰が横たわり、東に北海道の屋根・大雪山の十勝岳連峰が両手を大きく広げて富良野盆地を見下ろしています。

山に囲まれ、盆地に悠々と流れる川、そこに広がる街並みはまことに美しく、「日本のスイス」と呼ばれ親しまれています。北海道特有の四季の移り変わりの中で、それぞれの四季を敏感に受け止め、都会では想像も付かない大自然の恵みと厳しさの中に、生活の全てを託しながら、約2万2千人の人々が暮らしています。

富良野は夏は暑く30度を超える事も少なくありません。反対に冬はと申しますと盆地特有の冷え込みがきつく、零下30度を超えるほどに気温が下がります。夏冬の寒暖の差は60度と大きく、ここに住む人達の生活に一抹の不安を抱く方もおいでかと思いますが、しかし、「住めば都」とはよく言ったもので、むしろそれなりに快適な暮らしを楽しんでいるのです。

この町の歴史をひも解きますと、江戸末期の安政4年(1857年)、当時の箱館奉行の命令を受けて石狩役所の足軽・松田市太郎が、石狩川上流域を調査するため、十勝岳に登り、西方に富良野盆地を発見したことに始まります。翌年の5年、幕末の探検家・松浦武四郎が富良野岳の中腹にあたる原始ヶ原を通過して十勝の国に向かう時、眼下に見える富良野盆地を眺望して「東西およそ12~13里、南北5~6里の間、目に遮るものない原野なり、一封内をなし地味山に囲まる故、暖にして内地に比して相応の一ヶ国と思わせる」と、十勝日誌に記録しています。

時は明治10年、札幌農学校の佐藤昌介(後の初代北大学長)一行6人が空知川を探検した折、清水山に登り富良野原野を見定めています。明治19年には道庁技師・内田瀞が富良野盆地に入り殖民地の選定をし、この時、地名を「フラノ」と記録したそうです。

※「フラノ」とはアイヌ語で「フラ・ヌ・イ」(臭い・もつ・所)が変化して富良野と命名されたものです。

その後も開拓はされず、ようやく明治30年になって現在の扇山に富良野の開拓の祖、中村千幹が妻と小作3人を伴って入植したのが、富良野市の開拓の始まりでした。当時は人口の少ない未開地だった富良野地区は空知の歌志内村の戸長役場に籍が置かれていました。しかし、交通の便が悪く、明治32年5月、富良野村(現在の上富良野町、中富良野町、富良野市、南富良野町を含めて)は空知支庁から上川支庁の管轄に編入され、現在の上富良野町に富良野村の中心として戸長役場が設置されました。明治33年に旭川から下富良野間に鉄道が開通(現・富良野線)し、入植者も相次ぎ、駅を中心に旅館、商店、食堂など次々と立ち並び、徐々に市街地が形成されて行きました。

明治36年、移住民の増加や開拓が進んだことから、富良野村を分割し、現在の富良野市と南富良野町が下富良野村、上富良野町と中富良野町が上富良野村となりました。

大正2年、滝川から下富良野村間の鉄道が開通(現・根室本線)し、交通の便が良くなるにしたがって、入植者が相次ぎ開墾地は広がっていきました。

麓郷、西達布、東山地区は東大演習林の中にあって造林、造材などが盛んで、労働力確保のため、演習林ないが林内植民(農地開墾という形で貸しさげられる事)を始めたことから、入植者は増加の一途をたどりました。そこには学校、商店など建ち、市街地が形成されました。

入植者たちは夏の間は開墾、農作業、造林に従事し、冬期間は東大演習林の造材人夫として労働し、一家を支えていたのです。山部地区には東大演習林、さらに北大第八農場の林内植民もあり街は益々賑わいを見せ、なんと山部全体が「大学村」と呼ばれていたそうです。

現在も学田という地名が各所残っていますが、これは北大の学田がかつて富良野市に存在していた証なのです。

「北海道のへそ」富良野市は山部町と合併し、昭和41年5月、道内29番目の市がここに誕生しました。

こうして富良野市は総面積約600平方km、人口約2万2千人の中核都市になったのです。

 

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