北海道観光貸切個人チャータージャンボタクシー高橋の岩内町『木田金次郎美術館』観光案内です。

木田金次郎美術館

木田金次郎と申しますと文豪「有島武朗」の小説「生まれ出づる悩み」のモデルとなった漁民画家である事は、有名です。

木田が生前、故郷に身を置き、故郷の海や山を描き続けておりましたが、作品を展示する美術館建設の夢はファンや一般の町民の熱意で実現し、「木田絵画の殿堂」として平成6年11月3日オープンしました。

かつて旧国鉄岩内駅の跡地を利用して美術館は建設されており、建物の規模は鉄筋コンクリート2階建て(一部3階建て)、延べ面積1282㎡で、館内には展示室4室、ミュージアムシアター、資料閲覧室、展望画廊、ティーラウンジが設けられております。

展示室は1階、2階にあり金次郎の代表作「春のモイワ」「夏の岩内港」など油絵92点、デッサン約100点、この他、有島の書簡、木田の愛用した画材など資料類約80点を収蔵・展示しております。

美術館の外観の円形部は旧国鉄時代の操作場にあった機関車のターンテーブル(転車台)を、長方形の部分は車両をイメージしており、建物の壁はホワイトカラーとグレーの2色が空の青、海の青に良く映えて、落ち着いた雰囲気となっております。

この建物の設計者は何と木田金次郎の長男・尚武氏(東京で設計事務所を経営)で、今は東京で活躍なさっておられますが、父親の絵画を展示する美術館の設計は感無量のものが有ったと思います。

なおこの総事業費は約10億円との事です。

この美術館の設立は様々な職業に就いている町民や役場の職員、町外の有識者の方々のバックアップが有ってこそ誕生したのです。

その歩みを振り返って見ますと、そもそも今から20年以上前、岩内ロータリークラブが「木田金次郎画集」を出版、その利益を町に寄付したのが事の始まりでした。

昭和62年11月、文房具店を営む森嶋氏を世話人代表に地元商店主、役場職員ら25人が集まって「木田金次郎美術館を考える会」を結成し、その後、講演会を開いたり、全国の美術館にアンケート調査をしながら、仲間たちと話し合いを続けて行きました。

めんばーの構成は当時30歳~40歳が多く、「我々が木田を知る最後の世代」との思いが、この美術館建設の夢にかかわりを深めたと思われます。

「人の思いは動かぬ岩をも動かす」では有りませんが、木田の妻で今は亡き文子夫人は、生前、町に124点の作品を寄贈しておりました。

平成3年10月に文子さんが亡くなられた事から、その後片付けで訪れていた長女の方が、文子さん以外、30年間誰も入った事の無い10畳間のアトリエの鍵を開けた所、父親・金次郎の晩年の作品を20数点発見したのです。

これらの作品も遺族の希望で総て岩内町に寄贈され、美術館建設の機運は一層高まりました。

木田美術の理解者やファン、一般の町民、遺族の方の長男と善意が、行政という「中々動かぬ岩をも動かす」原動力となって木田美術館はオープンに漕ぎつけました。

この美術館の特徴は、運営を地元の美術愛好家による民間組織に委託する形をとっている事で、「あくまでも町民が支える美術館」という考え方を貫いています。

オープンと同時に美術館の館長に就任されたのが、木田金次郎に直接絵の指導を受けた数少ない中の1人・青塚誠爾氏(道展会員・当時72歳)です。

オープンしてから僅か4ヶ月で1万人、平成9年3月までの入館者数が12万人を超える盛況ぶりに関係者の皆さんもビックリ、一番驚いているのはあの世の「木田金次郎氏」ではないでしょうか。

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