長万部観光貸切送迎タクシー・ジャンボタクシー高橋の『かにめし』です。【長万部】
長万部町に有る、カネフク浜形水産さんのお食事処濱乃家さんでかにめしセットを頂きました。
長万部名物かにめし弁当駅弁について
長万部駅のカニめし弁当は、全国的にその名が知られ、列車での旅の楽しみの１つとなっています。
現在、日本では３７０ヵ所ほどの駅で、駅弁が売られ、その種類は、およそ２８００種といわれています。
その中でも、ここ、長万部駅のカニめし弁当は、全国駅弁大会で常にベスト１０入りしているという、まさに駅弁の花形です。
わずかな停車時間に、あわてて買い求めるスリルと移り変わる風景をながめながら、ゆっくりとお弁当をひろげる、楽しさが、旅を一層情緒あるものにしてくれます。
また、この駅の立ち売りそば（蕎麦の駅弁もあり）も有名です。
「長万部の駅に下り立ちいそがしく、停車場に売るソバを食いたり」
歌人、斎藤茂吉がよんだ歌ですが、発車まぎわに、あわただしくお蕎麦をかきこむ姿が目に浮かぶようです。
今回はカネフク浜形水産さんのお食事処濱乃家さんでかにめしセットを頂きました。
むかしは、交通の要衝として発展した町ですが、今では酪農と、漁業が中心となっています。
ところで、「長万部」は『長・万・部』と書きますが、耳で聞いても文字を読んでも、ちょっととまどう面白い地名です。
この町の、シャマンペヌプリという山の名が語源になっていますが、アイヌ語でシャマンペとは、魚のヒラメのことを意味します。
このあたりの海岸は、ヒラメをはじめ、たくさんのカレイがとれますので、このような名前がついたものと思います。
また、長万部の駅弁「かにめし」は、いまや全国的にも知られる名物弁当となっています。
長万部町に入ってきますと、街中では、「カニ」の看板が目立ってきます。
日本近海でとれるカニは、３０種ほどといわれていますが、そのうち、北海道でとれる代表的なカニは、毛ガニ・タラバガニ・花咲ガニ・ズワイガニなどがあげられます。
このあたりの海岸では、毛ガニ漁が盛んです。
毛ガニは、味が淡白で、ファンも多いようです。
毛ガニはアメリカで、馬ガニと呼ばれるように、甲羅が馬の毛なみに似ています。
何度も脱皮を繰り返して大きくなりますが、脱皮直後は、ミソが縮んで味も落ちるようです。
今では１年中獲れますが、よくオホーツク海では夏、道東では冬がおいしい言われています。
タラバガニはヤドカリの仲間で、ハサミは左が小さく右が大きくアンバランスです。
足を広げると大きいものでは１ｍにもなります。
タラバという名前は、タラと同じ場所に生息していることから「タラ場にいる憎いカニ」ということからついたそうです。
春には脱皮しますが、このとき、オスがメスのハサミを握ってそれを合図に、メスは脱皮するそうです。
柔らかい状態のメスをほかの魚から守り、無事、甲羅から出るのをみとどけてから去っていくそうです。
ご参考までに、オスの脱皮は、自分の力でやり遂げるということです。
根室近海で獲れる花咲ガニも、ヤドカリの仲間でタラバガニを小さくしたような姿をしています。
ゆでると美しい紅色に変わり、甘味があって、初夏から秋にかけてがおいしい季節です。
どのカニも獲れたて、ゆでたてがおいしいのはもちろんですが、毛ガニのミソ、花咲ガニの内子（未成熟卵）の塩辛や、外子（成熟卵）の醤油づけなどが珍重されています。
また、生きのよい、生のカニの身を、氷の入ったお水で洗いますと、カニの繊維が１本１本立ってきます。
これを「花が咲く」といいますが、わさび醤油でいただくのは最高の味といわれています。
なお、ズワイガニは、本州では越前ガニまたは松葉ガニと呼ばれています。
北海道では漁獲量が少ないせいでしょうか、あまりなじみがないようです。
ホタテ貝
海の泡から生まれた女神を「ビーナス」を運んだというホタテ貝は、美しく均整ののとれた２５本の放射線状のラインが扇形の様に広がることから「海扇」の名でも呼ばれます。
貝柱は非常に美味で、今日では貝柱＝ホタテ貝で通じます。
塩焼き、バター焼き、フライなどにして食べますが、生の貝柱は甘味のある淡白な味わいで、刺身や寿司ネタ、酢の物などに利用されます。
一度湯がいて干したものは、干貝（かんぺい）の名で中国料理の素材に利用されます。
生の貝柱を冷凍したもの「玉冷」といいますが、味はチッソ冷凍した物の方がお勧めできます。
