ニシンです。【積丹半島】

積丹のニシン

積丹半島はもちろん北海道は、エゾ地と呼ばれた昔から、昭和の初めまでのおよそ300年間、春はまずニシン漁からはじまりました。

「春告魚」ともいわれ、また、魚偏に、非常口の「非」と書いて、ニシンと読ませますが、これは、お米のとれないエゾでは「ニシンは魚にあらず、米である」ということで、大切な魚だったからです。

ニシンは回遊魚で、北海道では3月から5月にかけ、産卵のため、岸近くに群をなして押し寄せてきます。

この時を「群れ来る」と書いて群来ると呼びました。

ニシンがクキると、積丹沖の建網には沖上げ音頭が起こり、浜は大賑わい、それこそ「猫の手もかりたい」ほどの忙しさでした。

よく「一網千両」とか「千石場所」とかいいますが、ニシン場の親方は、一晩に何百石ものニシンをとりました。

この一石という単位は、生ニシンですと750㎏くらいの事を言いますから、一匹200㌘としておよそ4000匹近く。

百石では40万匹、千石と言うと、何と400万匹の生ニシンと言う事です。

建網一カ統で、三百石の水揚げがあれば、採算がとれたといいます。

それだけに、ニシン漁は大変規模の大きな漁業で、たくさんの人数と、たくさんのお金が必要でした。

所がせっかく大量にとれたニシンも、昔は流通機構が発達していなかったために、そのほとんどが身欠きニシンと、魚カスに処理されました。

魚カスは「金の肥料」と書いて金肥と呼んだほどの高級肥料として、菜種や綿花、藍などの栽培に、なくてはならないものでした。

このように、かつては、松前藩の財政を支え、明治以後も、北海道の景気を左右してきたニシンが、北海道沿岸から姿を消して、長い年月がたちます。

その原因は、乱獲、海水温度の上昇などと言われていましたが、最近になって、開拓のため、森林が減ってしまい、ニシンの食料となるプランクトンなどが、いなくなったから、という説もでています。

しかし、はっきりしたことは、まだ、解らないようです。

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