北海道小樽Sightseeing TAXI高橋のにしん御殿『旧青山別邸 小樽貴賓館』観光案内です。

北の美術豪邸・旧青山別邸

大正12年に完成したもので、敷地面積約1500坪の中に和室14、洋室1と15部屋ある建物が建てられています。

中曽根家の別荘として使われておりましたが、昭和63年8月に札幌市の佐藤辰雄氏が購入され、約1年間そして1億円以上かけて修復工事を致しました。

平成元年4月から一般に公開されるようになりました。

(青山家の母屋は祝津に在りましたが、4代目青山馨氏よって北海道開拓村に寄贈・移築され、一般公開されています。)

さてこの建物の元々の持ち主だった青山家です。青山家と申しますと祝津のニシン場親方の3本の指に入る程の大網元でした。

最盛期には祝津だけでも大小100余棟の建物を所有していたと記録されております。

青山家の御先祖は山形県から安政6年(1859年)蝦夷地に渡って参りました。小樽を本拠にしてこの石狩湾一帯10ヶ統のニシン定置網を持ち、全盛期の大正3年頃の青山家の漁場では一万石以上の水揚げがあり、これを現在の価格に致しますと約25億円に相当するそうです。

その頃の御党主は2代目・政吉でした。

山形県酒田市というと日本一の大地主「本間家」の邸宅のある町ですが、後に、3代目となる娘の政恵は何度も招かれ、その豪勢さにすっかり魅せられたのでした。

美意識の高い政吉親子は書や絵を自ら書くなど一流好みで、別邸の建築に取り掛かった時に、政恵は「本間家以上のものをこの祝津に建ててやろう」決心したそうです。そこで建てたのが今で言う別荘にあたる別邸だったのです。政恵17歳の時でした。

山形県からわざわざ宮大工や左官・建具師・瓦師などを招き、総勢50数名の手で建築にあたりました。

材料も酒田から欅を大量に運ばせ、絵師・書家を招き、祝津に滞在させて作品を完成させたということです。

お金に糸目は付けませんと言うほどの見事な出来ばえ、見るものを圧倒したと申しいます。

青山家の年間の収入が25億円程度、「お金は使っても使っても残る、使いきれない」という何とも羨ましい溜息が聞かれたというのですからたまりません。

(その頃のお米の相場と、シメ粕=鰊粕の相場が同じだったという)

外廻りから見る建物の至る所に彫刻が施され、瓦屋根の豪壮な造り、建物の三方に庭を配し、松と石を組み合わせた趣のある枯山水の中庭があり、建物の中はさながら美術館と言ったところです。15の部屋には当代の一流書家や絵師の作品がふすま絵に描かれており、それだけでも訪れる価値が御座います。

その上、床やなげしは欅の漆塗り、大黒柱は紫檀や黒檀を使っており、母屋の中庭に面した座敷の天井には幅90㎝の神代杉が張って有ります。襖の引き手に七宝焼を施してあり、当時は宝石と同じ価値があったと申します。

この様に大正建築の粋を集めて建てたもので、別邸の建築費は約31万円、当時新宿伊勢丹デパートの建築費が50万円ほどと申しますから、如何に贅を尽くした建物であるか想像がお付きになると思います。

小樽観光の際は、是非一度お出かけ下さい。

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