北海道小樽グルメタクシー高橋の(株)大八栗原蒲鉾店「復刻版宗八入り角焼」です。

本州では、高級蒲鉾であるための条件として無澱粉で製造することが当然と考えられておりますが、高度の技術を要求され、また価格も高くなってしまうことから、製造販売に至るにはかなり環境が限られている状況です。

そして2016年4月現在、北海道におきまして、無澱粉蒲鉾を製造しているのは、小樽(株)栗原蒲鉾店1社のみです。

平成28年全国蒲鉾品評会 農林水産大臣賞受賞

「復刻版宗八入り角焼」

宗八ガレイは平目とともに明治、大正、昭和初期まで小樽で使われた、とても素晴らしい蒲鉾の原料でした。

平目はその弾力に、宗八ガレイは強い味に特徴があります。

戦後これらの原料が使用されなくなった理由は価格が上昇しただけではなく、加工が大変なことと、何よりアミノ酸調味料の普及が上げられます。

蒲鉾の製造において魚の味の良さが必要とされなくなり、味のないスケトウダラの時代になってしまいました。

その流れが変わるのは平成も10年以上過ぎてからです。

地場の魚を使い本来の魚の味を引き出し、独自のものを作ろうという蒲鉾業界での活動によるものです。

祖父の時代の味復活のため、当社が宗八ガレイを使い始めたのも同じころと思います。

現在の宗八ガレイは漁獲量も少なく、価格も高く、小ぶりのものしか使えませんので、昔のように強靭な弾力を得ることは出来ないと半ばあきらめておりましたが、技術の進歩がそれを手助けし、ようやく納得を得るものができました。

この「復刻版宗八入り角焼」は平成28年の全国蒲鉾品評会、第二部会(むしやき、焼き抜きもの)におきまして頂点の農林水産大臣賞を獲得いたしております。

角焼は宗八ガレイを5割使うためアミノ酸調味料は一切含まれておりません。

蒲鉾用食塩「潮のハーモニー」、2年熟成味醂、吟醸酒粕など、しっかりした原料を使用しております。

バランスのとれた上品な味を堪能していただければ幸いです。

蒲鉾

「蒲鉾」が書物に登場したのは、室町時代中期頃からです。

その頃の書物には「かまぼこは蒲の穂に、似せたる也」(宗吾大双紙)と書かれてあるところから、岸辺に育つ蒲の穂に似ているので、「蒲鉾」と言う名がおこったのだと言われています。

小樽のかまぼこ製造は明治24年、25年(1891年、1892年)ごろからはじまったと伝えられています。

新潟県人の曲岩という人が手宮集鱗会社の横に蒲鉾工場を設けて、新潟県人を招いて製造したのがはじまりといわれています。

鰊漁の漁夫として小樽に来た人々が、そこで培った加工技術を生かして興した産業といえるのではないでしょうか。

昭和33年(1958年)、小樽には約920(全業種)の工場がありましたが、このうち207が水産加工業でした。

しかも水産加工生産量の約40%は「蒲鉾」で、他の加工品は魚体に簡単に手を加えたにすぎないもので、「蒲鉾」が「工業製品」といえるものでした。

小樽で蒲鉾生産が盛んになったのは、前浜で漁獲される豊富な原料に恵まれたことと、おそらく過去の鰊加工で培った高い加工技術によるものと思われます。

昭和30年(1955年)から昭和35年(1960年)が「蒲鉾の街」としてのピークでした。かつては40軒以上ありましたが、小樽の人口減少衰退と期を一にして、蒲鉾業者も減少していき、現在では10数件となりました。

しかし小樽の「蒲鉾」は、現在でもその加工技術と味は評価が高く「蒲鉾の街」としての誇りを感じさせてくれます。

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