北海道観光個人タクシー高橋の美瑛町・フォトギャラリー拓真館です。

美瑛町に有る、拓真館です。

拓真館は、写真家の前田真三氏自らが開設した個人の写真ギャラリーです。

廃校となっていた旧千代田小学校の跡地を利用し、地元美瑛町の協力を得て、1987年(昭和62年)7月にオープンしました。

「拓真館」の名称は、拓真という地名と真三の写真の真に因んで命名したものです。

館内には、前田真三氏がライフワークとして取り組んで来た「丘」の連作を主として常設し、不定期に展示替えを行っています。

拓真館の周辺には、見渡す限りの丘の風景が続いています。

丘陵地帯の景観を楽しみつつ拓真館に至り、そこで間近に見てきた風景のさまざまな季節の表情を写真を通して、改めて見直すことが出来ます。

此が従来の都市型ギャラリーと異なる拓真館の大きな特色となっています。

1万坪に及ぶ敷地には、自然の状態を生かした部分と植栽部分を区分けし、延べ250㍍にも及ぶ白樺の回廊や1万株のラベンダー、「ススキの小径」や「花園の道」など、四季折々の風情が楽しめます。

1988年、拓真館は「北海道町づくり100選」の選定を受け、また、1999年には前田真三氏と共に「日本写真協会賞文化復興賞」を受賞しています。

フォトギャラリー「拓真館」

日本の風景写真の第一人者として、世界的にも有名だった写真家・前田真三さんが平成10年11月21日、東京で亡くなられました。享年76歳でした。

「拓真館」は、生前、前田さんが私設のギャラリーとして開設した所で、お元気で活躍していた昭和62年7月の事でした。

前田さん亡き後もご子息・晃氏に受け継がれ、今日も大勢の見学者が拓真館をお訪ねになっております。

さて、この美瑛町になぜ東京出身の前田さんの、写真ギャラリーがあるのでしょうか。

それは今から30年程前(1971年7月12日)、鹿児島県佐多岬から北上し、最北端の宗谷岬まで約2万kmの列島縦断撮影旅行をした時の事でした。

その帰路についた時、ふと立ち寄った美瑛町・上富良野町の丘のある風景の中に、北海道の大地の美しさを発見し、これがその後の前田さんの写真への大きな転機となり、「丘の写真家」に変貌を遂げた瞬間でもありました。

そしてその名を世に知らしめたのです。

「かつてこれだけおおらかで、心にふれる風景に出会ったことがあっただろうか、初めてこの丘の一角に立って、五体がしびれる程の感激を味わった」と生前、出版した「丘の四季」に記されています。

確かに今だからこそ素晴らしい風景だと、私達も認識する様になりましたが、このヨーロッパ的な雄大な風景や農村の何気ないたたずまいにカメラを向け、その情景を捉えてそれを芸術にまで高めた前田さんの功績は計り知れません。

前田さんはその後16年間、丘の町・美瑛町に通い続けました。

その作品は多くの写真集・ポストカードで全国に発売されました。

また、企業の広告やポスター・コマーシャル・映画・テレビなどに数多く発表され、日本中の話題をさらいました。やがて北海道の活動拠点として建設されたのが「拓真館」でした。

拓真館の建物は美瑛町拓進の旧千代田小学校跡地にあり、地元の有志の方や美瑛町の協力で、かつて小学校の体育館だった建物を写真ギャラリーとして改造し、それに隣接して住宅が建設されました。

最初は「写真愛好家が訪ねてくれれば!」という気持ちで、開設したそうですが、忽ち、富良野・美瑛を訪れる観光スポットになっていました。

当初は年間7万人の入館者でしたが、平成11年度は約40万人が拓真館を訪れています。

館内には前田さんの作品が100点ほど展示されており、四季折々に展示を替えているそうです。

中でも不動の作品とも称賛されているのが「麦秋鮮烈」で、畳1枚ほどに引き伸ばされており、拓真館を訪れた人々の目を釘付けにしてしまう程、強烈な印象を与える作品です。

平成11年10月12日に亡くなられた作家・三浦綾子さんも前田氏のファンでした。

前田氏の作品集に、「私たち人間は何と美しい世界に生かされているのであろう」と、言葉を添えられています。

また、写真家前田真三さんの作品を見た北海道の人々は、自然の素晴らしさを此れほど感動を持って見つめた事がかつてあったでしょうか。

自分の住む町の山も川も丘も平野も動物たちも、そこに存在している事が当たり前であったわけで、取り立て美しい、綺麗だなと、北海道の風景を技術的な目で見る事が有ったでしょうか?

自分のまわりの自然が見方によって、こんなにも美しいと感じる事が出来るなんて、どうして今まで気づかなかったのだろうか。

改めて、前田真三氏の写真を目にして、こんなに素晴らしい所に生まれ育ち、そこで生きている喜びを感じた方が多いのではないでしょうか。

白樺

歌人若山牧水は『渓あいの 路はかなしく白樺の

白き木立に きわまりにけり』と歌っておりますが、本州では山岳地帯か高原でなければ見られない白樺も、北海道ではいたるところで見られます。

イギリスではこの木を、白いドレスをまとった貴婦人に見立てて「森のレディ」と呼んでいるそうで、とくに、緑につつまれた森や高原の中では、白さが一層きわ立ち、明るく清楚な雰囲気をただよわせ、レディの呼び名にふさわしい風情を見せています。

ところが、このようなロマンチックな白樺も、むかしは、農家の人達に「なーんだ、ガンビか!」といわれて人気がありませんでした。

それは、白樺はやせ地のシンボルで、白樺の生える土地には、何を植えても駄目だったからです。

そのうえ、腐りやすく、牧場の柵にしても、2年ともたず、薪ににしても火持ちが悪く、せいぜい白い皮だけが「ガンビ」と呼ばれて、焚き付けに使われる程度だったのです。

しかし、その白樺も、最近ではフローリングやパルプ材として、大いに利用されるようになりました。

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