北海道観光貸切チャーター個人ジャンボタクシー高橋の利尻島『オタトマリ沼』です。

利尻島オタトマリ沼

周囲1.5km、沼浦湿原の中にある利尻島で一番大きな沼です。

鋭い頂を見せる利尻富士が影を落とし、アヤメ・エゾカンゾウ・ワタスゲのどの花々が、その咲く季節を変えながら、彩りを添えております。

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利尻富士の伝説

「山は世界に山ほどあれど、海の銘山これ一つ」と、利尻島出身の詩人・時雨音羽がうたっている利尻富士には、いくつかのアイヌの伝説が残されております。

むかし、利尻富士は支笏湖に近いチトセコタにあった大きな山でした。

しかし、ある時の大津波で、大地からもぎとられ、空知の長沼にある馬追山にぶつかって、馬追山を横向きにねじり倒し、そのまま石狩川に沿って海へ出て、北に流れて、ついに今の利尻島になったというのです。

馬追山のアイヌ語名は、サマッキヌプリですが、これは「横になっている」という意味で、山の形がねじれたようになっているのは、この時利尻富士がぶつかったためだそうです。

また、山頂に魔物が棲むという伝説もあります。

むかし、元気のいい宗谷アイヌの若者が、利尻富士に登ろうとしなした。

何日分かの食糧を用意して、ようやく頂上の沼のところまでたどりつきましたが、途中でいろいろ不思議な目に逢いました。

谷間や山の峰から、顔が人間で、からだが獣の姿をしたもの、あるいはトラのような姿の化け物などが現れるのです。

そして、やっとたどり着いた沼の中には、波を起こして動くものがあり、しばらくしてそれが水面に飛び上がると、急に嵐が起こって顔を向けることもできません。

若者は、木の根や岩にすがって、命からがら逃げ帰って来たということです。

アイヌの人たちは大変素朴で敬虔な狩猟民族で、海の獲物、山の獲物など、自分達の生活を支えてくれるものすべてに、カムイ(神)がいると信じていました。

例えば熊は、山の神様が、人間へのみやげに、肉を毛皮にくるんで、人里に訪れて来たもの、というように考えていたのです。クマ祭りは、その山の神様にお礼を言って、再び天の国へお帰りいただく神聖な儀式なのです。

そして、アイヌの人たちの間では、高い山の上などにはこの神様たちの遊び場所(カムイ・ミンタラ)があると信じられていました。

ですから、もし間違って、人間が神様の遊び場所に足を踏み入れたりすると、いろいろな不思議な目に逢うと言い伝えたのです。

(更科源蔵アイヌ伝説集より)

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